blog028:手や手首の痛みに対する生活指導その3:スポーツ編

痛みを和らげるために〜ゼニタの想い〜

皆様、こんにちは。株式会社ゼニタ・銭田治療院千種駅前院長で鍼灸師&理学療法士の銭田良博(ぜにたよしひろ)です。

前回の「生活住環境編」では、家庭内の習慣から生じる手や手首の痛みについてご紹介しました。

今回はスポーツや運動習慣のある方に向けて、手関節のトラブルを予防・改善するための生活指導をお届けします。

■スポーツで手や手首が痛くなる原因とは?

手や手首は、日常生活では感じないような「瞬間的な衝撃」や「反復的な負荷」が加わる部位です。 特に以下の競技において、手関節に痛みを訴えるケースが多く見られます。

  • 野球・テニス・バドミントン:スイング時の衝撃やグリップへの負荷
  • ゴルフ:打ち込みやダフリによる衝撃
  • 柔道・剣道:受け身や握力の反復的疲労
  • 体操・ボルダリング:手関節の背屈+荷重の複合動作
  • バスケ・バレー:転倒時の手の衝突や手根骨へのストレス

これらの競技では、腱鞘炎、TFCC損傷、月状骨障害、手根管症候群など、さまざまな障害が起こりやすくなります。

■スポーツ時の痛みの予防ポイント

①準備運動とフォームの最適化

  • スポーツ前には手首〜前腕のストレッチと関節の可動性向上を
  • 自己流のフォームを定期的に見直し、専門的な指導を受ける
  • 負担がかかりやすい部位は、超音波画像(エコー)で事前に可視化するのも有効

②道具・グリップの見直し

  • ラケット・バット・クラブなどの長さ・重さ・グリップサイズを確認
  • 手袋・リストバンド・サポーターの活用で衝撃の分散や滑り防止
  • グリップテープの交換など、道具の手入れは大切

③疲労をためない習慣

  • 練習後にはアイシング+ストレッチを習慣化
  • テーピングやリハビリのサポートを積極的に活用
  • 『痛みを我慢しない勇気』が競技継続のカギ

■銭田治療院でのスポーツサポート

ゼニタでは、アスリートやスポーツ愛好家の皆さまへ、以下のような包括的サポートを提供しています。

  • エコー下での評価による筋・腱・滑液包・靭帯の状態可視化
  • 鍼灸+手技療法+運動療法の統合アプローチ
  • 野球肘・手根管症候群・TFCC損傷などのリハビリ計画の立案

現役のプロ選手からプロを目指す選手、週末プレイヤーまで幅広く対応しています。

■手首ストレッチ2選(運動前後におすすめ)

🔸 前腕屈筋群ストレッチ
腕を前に出し、手のひらを下に向け、反対の手で指先を下方向へ軽く引っ張る。
手首の内側が伸びるのを感じながら10秒キープ

🔸 前腕伸筋群ストレッチ
手のひらを上に向け、指先を後方へ引っ張る。
手首の外側が伸びていればOK。

■スポーツ競技別 セルフケア表

競技種目 よくある症状 主な原因 推奨セルフケア 注意点
野球・ソフトボール TFCC損傷、腱鞘炎、手根管症候群 バットスイング、投球の遠心力 前腕ストレッチ、手首回旋、練習後アイシング 過度なグリップ圧に注意
テニス・バドミントン テニス肘、腱鞘炎 ラケットの振動、過負荷 握り練習、グーパー運動、屈伸 グリップサイズとガット調整
ゴルフ 手根骨の圧迫痛、腱鞘炎 ダフリや衝撃 掌屈・背屈ストレッチ、振動吸収グローブ 道具の重さ・バランス
柔道・剣道 関節捻挫、滑膜炎 掴む・打つ反復動作 交代浴、リカバリー運動 疲労時の反復を避ける
バレー・バスケ 打撲、突き指、月状骨不安定症 転倒、衝撃 前腕マッサージ、サポーター 手首を突っ張らず柔軟に
体操・ボルダリング 背屈ストレス、滑膜炎 体重負荷+背屈・回内 手根部マッサージ、ローテーション運動 固定と柔軟性のバランス
卓球・ボクシング 腱障害、ガングリオン スナップ、パンチの負荷 手浴、グリップ運動 フォームとタイミングの確認
eスポーツ 腱鞘炎、手根管症候群 長時間のPC操作 手首回旋、屈伸、ストレッチ 姿勢と視線高さの調整

■共通のセルフケアルーティン(全競技共通)

タイミング 推奨セルフケア内容
ウォームアップ前 手関節の背屈・掌屈ストレッチ(10秒×2)/肩〜前腕の脱力体操
トレーニング後 前腕マッサージ、冷却15分または交代浴、グーパー運動10回
就寝前 温浴5分+ハンドクリーム指圧/手首を高くして就寝(むくみ予防)

■銭田治療院からのアドバイス

『痛みを我慢し続けること』は、パフォーマンス向上の敵です。

ゼニタでは、超音波画像診断(エコー)による早期評価と、鍼灸・理学療法・運動療法を統合した多角的なサポートにより、スポーツによる手関節障害の根本的な改善を目指しています。

■今回のまとめ

✅ スポーツによる手首の痛みはフォーム・道具・セルフケアで予防可能
✅ 痛みを放置せず、早期評価と対処が重要
✅ 「頑張る身体には、丁寧なケア」が、長く競技を楽しむ秘訣です

ぜひこれまでの「職場環境編」「生活住環境編」も併せてご覧いただき、ご自身のライフスタイルを見直すヒントにしてみてください。

今後もゼニタでは、地域に根ざした医療とリハビリテーションの融合を通じて、皆さまの「動けるからだづくり」をサポートしてまいります。

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