皆様、こんにちは。名古屋市の千種駅前を拠点に活動している、銭田治療院千種駅前の院長、銭田良博(ぜにたよしひろ)です。
前回の話題は「セルフケアと生活指導」についてでしたが、今回はより具体的に「セルフケアの目的と効果」についてお話します。
■セルフケアの目的を理解する
セルフケアとは、自身の身体のメンテナンスを自己で行うことを指します。
山崎瞬先生(日本整形内科学研究会理事(JNOS)及び地域疼痛ケア協会(APCC)会長)によると、セルフケアの目的は「気づき」「自己試験」「自己管理」の三つに大別されます。
・気づき:自助、自己教育、自己制御、自己効力感、自己決定
・自己試験:自己摂取、セルフスクリーニング、自己診断、自己採取、自己管理
・自己管理:セルフメディケーション、自己治療、自己注射、自己投与、自己使用
とても難しそうな言葉、専門的な言葉で説明していますが、分かりやすく言うと自分自身をコントロールし、痛みや症状を客観的に理解することが求められているということです。
この理解により、病気の回復が早まります。
■生活の質を高めるためのセルフケア
また、治りが早くなるだけはなく、セルフケアには以下のような様々な効果もあります。
・治療や通院の時間が削減される
・治療費が節約される
・余計なエネルギーを使わずに済む
・他人に迷惑をかけることがない
・自立した生活や生活の質(QOL)が向上する
・健康寿命が延びる
つまり、セルフケアを実行することは、みなさまにとって良いことばかりなのです。
■まずは簡単なコミュニケーションを
セルフケアを正しく行うためには、治療家とのコミュニケーションがとても大切であることは、今までのブログでもお話した通りです。
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次回は職業別セルフケアとして、「デスクワークとセルフケア」というテーマでお届けします。