blog013:腰痛に対する生活指導(スポーツ編)

痛みを和らげるために〜ゼニタの想い〜

皆様、こんにちは。名古屋市の千種駅前を拠点に活動している、銭田治療院千種駅前の院長、銭田良博(ぜにたよしひろ)です。

本日は「腰痛に対する生活指導(スポーツ編)」というテーマでお話しします。

■スポーツの内容と身体の動きを考える

まず、スポーツの種類によって、腰痛を引き起こす可能性が異なることを理解することが重要です。腰痛のリスクが高いスポーツとしては、ラグビー、アメリカンフットボール、重量挙げ、そしてゴルフがあります。

ラグビーとアメリカンフットボールは、頻繁に中腰姿勢を取り、体同士の衝突を伴うコンタクトスポーツであるため、腰痛を引き起こしやすくなります。同様に、重量挙げは自分の体重を超える重量を持ち上げる必要があるため、スクワット練習を繰り返し行うことで腰痛が生じやすくなります。また、ゴルフでは右半身と左半身が非対称に動くため、それが腰痛の原因となることがあります。

スポーツのポジションや役割によっても、腰痛になりやすい場合とそうでない場合があります。たとえば野球では、特にキャッチャーとピッチャーが腰痛になりやすいポジションとされています。キャッチャーは常に中腰の姿勢を維持した上でのプレイを要求されますし、ピッチャーの場合は身体を大きく捻ることによって投球時に速い球をねげるため、その捻りのバランスが崩れることが腰痛の原因となります。同様に、サッカーではゴールキーパーが腰痛になりやすいです。これは、予測しきれないボールの動きに対応するための動きが腰痛を引き起こしやすいためです。

■スポーツによる腰痛が起きてしまったら

スポーツによる腰痛は、競技の特性、ポジション、選手のスポーツ歴、競技レベル(小中高大学生、社会人、プロなど)、そして腰痛の歴史により、原因と痛みの場所が微妙に異なることがあります。痛みの部位については、筋肉、筋膜(ファシア)、神経、血管周辺など、専門家が詳しく調査することで判明します。スポーツが原因の腰痛が出現した場合は、まず医師に相談してください。

信頼できる医師が見つからない場合は、セラピスト(治療家)に相談するのも一つの方法です。治療家の中から良いものを見つけるためのポイントは、次の3つです。

①自分だけの治療で全てを治そうとしない。

②専門的な医師や同業者との連携がある。

③セルフケアや生活指導を丁寧に教えてくれる。

整形外科、鍼灸院、接骨院、理学療法、マッサージ等、ケースバイケースで最も適した治療法があるのです。横の連携を持って治療にあたる治療家は最も信頼できます。

当治療院も、鍼灸と理学療法を取り入れている治療院として、地元を代表するプロスポーツ選手のメンテナンスの場として利用されています。

スポーツによる腰痛への対策としては、医師や治療家に相談し、適切な治療を受け、適切なアドバイスを受けることが最も重要です。そして、自分の腰痛の部位を正確に理解し、適切な生活指導を受けた上でセルフケアに取り組んでください。

次回は「腰痛に対するセルフケアその1」として、ストレッチ&運動トレーニング編をお届けします。

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