blog016:私達の身体はなぜ痛いのか(1)

痛みを和らげるために〜ゼニタの想い〜

皆様、こんにちは。名古屋市の千種駅前を拠点に活動している、銭田治療院千種駅前の院長、銭田良博(ぜにたよしひろ)です。

私たちの身体はなぜ痛みを感じるのでしょうか。そして、痛みの原因は一体どこにあるのでしょうか。現在このブログでは、セルフケアに関して解説していますが、ここで一旦初心に戻り、今回から数回に分けて、痛みの本質を理解することの大切さについてお話ししたいと思います。

■痛みの本質を知る

当治療院にいらっしゃる患者様の多くは、身体のどこかに痛みを抱えて来院されます。同じように、整形外科や接骨院、整体、もみほぐしなどを訪れる方々も、痛みを感じていることが共通しています。

痛みがどのような原因で起こっているのかを理解し、医師に診てもらうべき痛みと、医師でなくても対応できる痛みをしっかりと見極めることはとても重要です。医師に最初に診察してもらうべき痛みには、骨・筋肉・靭帯・神経・血管・リンパ・内臓が原因となる痛みがあります。

今回は、これらの痛みの中から骨・筋肉・靭帯が原因となる痛みについて、詳しくご説明いたします。

■骨の痛みの場合

骨の痛みは、癌、骨折、骨軟化症などが原因であることが多く、以下のような特徴的な症状が見られます。

◆痛みの性質
・深部の痛み:骨の痛みは通常、鈍い痛みや突き刺すような痛みとして感じられることが一般的です。
・鋭いズキズキした痛み:骨軟化症や骨折などの場合に多く見られます。

◆痛みが発生する状況
・荷重時の痛み:骨にひびや骨折がある場合、歩行や階段の昇降時など、荷重をかけた際に特に痛みが強くなることがあります。
・安静時の痛み: 骨折が進行すると、動かさなくても痛みが生じることがあります。

◆部位別の特徴
・肋骨:深呼吸や寝返りを打つ際に痛むことがあります。
・脚全体(医学用語で下肢と言います):太もも、すね、足の甲など、歩行やジャンプなどで痛みが増すことが多いです。
・背骨(医学用語で脊椎と言います):骨粗鬆症による圧迫骨折では、背中や腰に強い痛みを感じることがあります。

◆その他の特徴
・腫れ:骨折やひびが進行すると、炎症を伴って腫れる場合があります。
・慢性的な弱さ:骨粗鬆症では骨が弱くなり、軽微な衝撃でも骨折しやすくなることがあります。

■筋肉や靱帯の痛みの場合

筋肉や靱帯は切れた時に痛みを引き起こし、以下のような特徴的な症状があります。

◆痛みの性質
・筋肉痛:全身のうずき、こわばり、ズキズキとした痛み。
・靱帯損傷:鋭い痛み、ズキンとした強い痛み。

◆痛みの発生状況
・筋肉痛:動いた時だけでなく、安静時にも痛みを感じることがあります。
・靱帯損傷:損傷した瞬間に強い痛みが起こります。

◆部位別の特徴
・筋肉痛:頸部、肩の上部、胸、胸郭、腰、太もも、腕に特に生じやすいです。
・靱帯損傷:損傷した関節部位(例:足首、膝)に痛みが集中します。

また、その他の症状として、下記の4点を挙げておきます。

1.腫れ
・筋肉痛:炎症により腫れが生じる可能性があります。
・靱帯損傷:内出血や炎症反応により腫れが生じます。

2.熱感
・筋肉痛:熱感を伴うことがあります。

3.機能障害
・筋肉痛:ひどい場合、思うように動けなくなります。
・靱帯損傷(足首の場合は捻挫と言います):関節の不安定感、歩行困難、関節の曲げ伸ばしの制限が生じます。

4.圧痛
・筋肉痛:特定の領域(圧痛点)で強く押すと痛みを感じます。
・靱帯損傷:損傷部位を触れると痛みを感じます。

これらの症状は、筋肉や靱帯の使いすぎ、長期間使っていなかった部位を急に使った場合、誤った使い方(怪我、ストレスなど)が原因で発生することがあります。症状の程度や持続期間は個人差があり、重症度によって異なります。

■専門家の診療をお勧めします。

鍼灸・マッサージ・リハビリが専門である私の治療院では、他の治療院や接骨院、整体、もみほぐしとは異なり、初めてご来院された患者様に対して、問診・痛みの再現動作の確認・運動検査・臨床的諸検査を行い、さらに超音波画像診断装置(エコー)を使用して評価を行います。これを「レッドフラッグの確認」と呼びます。その後、最初に医師に診察してもらうべき症状がないかどうかを確認し、問題がないことを確認したうえで、鍼灸・マッサージ・リハビリ治療を実施します。

今回は、骨・筋肉を原因とする痛みに関して解説しました。このような痛みの解決には、専門家の治療を必要とすることを理解していただきたいのです。

次回は、神経と血管を原因とする痛みに関してお話しいたします。

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