blog019:私達の身体はなぜ痛いのか(4)

痛みを和らげるために〜ゼニタの想い〜

皆様、こんにちは。名古屋市の千種駅前を拠点に活動している、銭田治療院千種駅前の院長、銭田良博(ぜにたよしひろ)です。

前回から引き続き、痛みの本質を理解することの大切さについてお話しします。痛みがどのような原因で起こっているのかを理解し、医師に診てもらうべき痛みと、医師でなくても対応できる痛みをしっかりと見極めることはとても重要です。医師に最初に診察してもらうべき痛みには、骨・筋肉・靭帯・神経・血管・リンパ・内臓が原因となる痛みがあります。

今回は、このシリーズのまとめとして、骨・筋肉・靭帯・神経・血管・リンパ・内臓以外の痛みに関して考えていきます。

骨・筋肉・靱帯・神経・血管・リンパ・内臓に異常がないのに痛みがある場合、その原因として最も多いのがファシア(Fascia)の痛みです。

そして、銭田治療院は、ファシアが原因の痛みに対する治療を最も得意とする治療院です。

■ファシア(Fascia)とは?

ファシアという言葉をご存知の方の中には「ファシア=筋膜」と考えている方が多いかもしれません。

基本的に間違いではありませんが、正確には、ファシアとは、筋肉・靱帯・神経・血管・内臓を包み込む結合組織のことを指します。

ファシアについての詳細は、以下のページで詳しく解説していますので、ご参考ください。

◆ファシアリリースについて
◆ファシアの基礎知識

■ファシア(Fascia)のイメージ図

ファシアを理解していただくために、いくつかのイメージ図をご用意しました。例えばみなさんが料理をされる際に鶏肉のささみや胸肉に包丁を入れる時のことを思い出してください。隣あっている鶏肉の部位も、その間には薄い膜があることを思い出しませんか?

筋肉・神経・血管の周囲にあるファシア筋肉・神経・血管の周囲にあるファシア

■エコー下触診

その存在は肉眼解剖学的に証明されており、超音波画像診断装置(エコー)を用いることで確認できるだけでなく、エコー下触診により痛みの部位を精確に特定することが可能です。

エコー下触診エコー下触診

■経穴(ツボ)とファシアの関係

経穴(ツボ)は、ファシア内に存在することが科学的エビデンスで証明されています。そのため、鍼灸治療においてもファシアへのアプローチが重要であると考えられています。

経穴(ツボ)はファシア内にある経穴(ツボ)はファシア内にある

■銭田治療院の治療アプローチ

鍼灸・マッサージ・リハビリを専門とする当治療院では、一般的な治療院・接骨院・整体・もみほぐしとは異なり、以下の流れで治療を進めます。

1:問診

2:痛みの再現動作の確認

3:運動検査・臨床的諸検査

4:エコーを用いた評価(レッドフラッグの確認)

5:医師の診察が必要な症状がないかを判断

この過程を経たうえで、問題がないと確認できた場合に鍼灸・マッサージ・リハビリ治療を行います。

■医師との連携

ヒトの身体の痛みは、大きな問題を孕んでいない痛みの場合には、通常であれば3日ほどで自然に軽快します。もし3日以上痛みが続く場合は、ファシア(Fascia)の痛みの可能性をお考えください。

多くの方は、痛みがあるとまず医師に相談するのが最善だと考えるかもしれません。しかし、ファシアの痛みはレントゲンには映らないため、「異常なし」と診断され、湿布や痛み止めを処方されるだけで終わってしまうことが少なくありません。

もし3日以上続く痛みが出現したら、まず銭田治療院へご相談ください。

✅エコーでファシアが痛みの原因かどうかを評価します。
✅ ファシアが原因であると判断した場合は、鍼灸・マッサージ・運動療法・物理療法を組み合わせた治療を行います。
✅ ファシアが原因でない場合は、適切な診療科の医師をご紹介いたします。

皆様の健康をサポートするため、最善の治療を提供することをお約束いたします。

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