blog020:肩痛予防のための生活指導~職場環境編~

痛みを和らげるために〜ゼニタの想い〜

皆様、こんにちは。名古屋市の千種駅前を拠点に活動している、銭田治療院千種駅前の院長、銭田良博(ぜにたよしひろ)です。今回からは、様々な体の痛みを予防するという観点から、話を進めて参ります。

肩の痛み(肩こりや五十肩など)は、実は職場環境が原因になっていることも多く見られます。特に、デスクワークや手作業の多い仕事では、知らず知らずのうちに肩に負担をかけてしまっていることがあります。

今回は、「職場環境の改善」という視点から、肩痛予防のための生活指導をお伝えします。

■原因:長時間の同じ姿勢

デスクワークや立ち仕事では、肩周りの筋肉やファシア(Fascia)が緊張し続け、血流が悪化しやすくなります。その結果、疲労が蓄積し、肩こりや痛みを引き起こします。

特に以下のような作業姿勢は、肩に大きな負担をかける原因になります。

  • 肘の位置が低い
  • モニターが目線より下、または斜めになっている
  • 椅子と机の高さが合っていない

実際、出張や長時間の会議・デスクワークなど、座る時間が多い職場環境によって肩痛を引き起こしているケースは少なくありません。企業の中には、デスクワークを立って行える環境に変えることで、肩痛の予防に成功している実例もあります。

■改善ポイント

1.椅子と机の高さを調整

  • 肘が自然に90度に曲がる高さが理想的です。必要に応じてリストレストを活用しましょう。

2.モニターの位置は目線の高さに

  • 目線が下がると頭部が前に出て「ストレートネック」になりやすく、肩に負担がかかります。

3.1時間に1回は肩を動かす!

  • 肩回しや首のストレッチなど、簡単な運動をこまめに行いましょう。

4.寒さ対策

  • 冷房の風が直接当たるのはNG。肩周りを冷やすと血流が悪くなり、痛みの原因になります。

■オススメのセルフケア

  • 朝や昼休みにできる「肩甲骨まわしストレッチ」
  • 湿布だけに頼らず、温めてから動かすのがポイント
    →お風呂にしっかり浸かり、シャワーのお湯を肩の痛いところに当てるのも効果的です。

■まとめ

肩の痛みを感じたら、まず自分の「職場環境」をチェックしてみましょう。ちょっとした姿勢や設備の調整だけで、筋肉やファシアFasciaの痛みの予防や軽減につながります。日々のケアと環境改善で、快適な働き方を目指しましょう!自分自身で職場環境をチェックしても肩痛の原因が分からなかった場合は、普段診てもらっている医療専門職の先生方に相談してみてください。もし、その先生にお聞きしても分からなかった場合は、銭田治療院まで連絡をください。院長の銭田が回答いたします。

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