皆様、こんにちは。株式会社ゼニタ・銭田治療院千種駅前院長で鍼灸師&理学療法士の銭田良博(ぜにたよしひろ)です。
今回は、「肘痛に対する生活指導その1:職場環境編〜毎日の仕事が肘に与える影響と、その改善策〜」として、整形外科やリハビリテーションの現場でよくご相談いただく「肘の痛み」について、特に職場環境に着目した生活指導をお届けします。
■なぜ職場環境が肘痛を引き起こすのか?
肘痛(ひじつう)は、
- テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
- ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
特に、以下のような職業・作業環境の方は注意が必要です。
- パソコン作業の多いオフィスワーカー(例:肘を曲げたまま長時間タイピング)
- 工場などで繰り返し手を使う作業
- 重い荷物を繰り返し持ち上げる作業
- 美容師・介護職など、腕を上げた姿勢が続く業務
■ゼニタ式・肘痛予防の生活指導(職場編)
銭田治療院千種駅前では、解剖学的アプローチとリハビリテーションの視点を活かした生活指導を大切にし、肘の痛みにお悩みの方には、以下のような職場での予防対策を推奨しています。
1. 作業姿勢の見直し
- 肘が90度程度に保たれるよう、椅子と机の高さを調整。
- 肘を浮かせた状態でのタイピングはNG。肘掛けやデスクに軽く触れる姿勢を。
- 手首の角度もフラットに保ち、肘への負荷を軽減。
2. 反復動作の回避と適度な休憩
- 30〜60分に一度は、肘ストレッチや軽い肩回し体操を。
- 同じ作業の連続を避け、職場内での作業分担の見直しを提案してみましょう。
3. デスク周りの改善
- マウスやキーボードの位置を調整し、手首から肘までが一直線になるように。
- 重いファイルや機器を頻繁に持ち上げる場合、ワゴンや補助台を活用しましょう。
4. サポーターやテーピングの活用
- 軽度の症状の場合、テニスエルボーバンドなどのサポーターの使用も選択肢に。
- 肘関節周りの筋緊張を抑えるためのテーピング法を用いる。
- テーピング法も当院の専門スタッフが丁寧にご指導いたします。
■肘の痛みは「働き方のサイン」かも
肘の痛みは、ゴルフなどのスポーツで瞬発的なストレスがかかる場合はもちろん、日々の動作や姿勢の積み重ねによって起こることが多く、単なるストレッチや一時的な治療では根本的な改善に至らないケースも少なくありません。
実はその痛み、「働き方」や「生活環境」からのSOSサインかもしれないのです。
株式会社ゼニタでは、リハビリテーション専門スタッフ、鍼灸マッサージ師、スポーツトレーナーがチームとなって連携し、患者さま一人ひとりの生活背景や職場環境を丁寧にヒアリングした上で、実践的な生活指導を行っています。
■肘に不調を感じたら、まずはご相談を
もし、あなたご自身や職場の方が「最近、肘が痛む」「力を入れると違和感がある」と感じているなら、そのままにせず、ぜひ一度専門家に相談してみてください。
銭田治療院千種駅前では、経験豊富なプロセラピストスタッフが、あなたの働き方に寄り添ったケアとアドバイスをお届けします。