blog025:肘痛に対する生活指導その3:スポーツ編〜「好きなスポーツをあきらめない」ために、肘を守る工夫を〜

痛みを和らげるために〜ゼニタの想い〜

皆様、こんにちは。株式会社ゼニタ・銭田治療院千種駅前院長で鍼灸師&理学療法士の銭田良博(ぜにたよしひろ)です。

いよいよ「肘痛に対する生活指導シリーズ」も第3弾を迎えました。今回は、スポーツ活動における肘の痛みに焦点を当てていきます。

テニス、ゴルフ、野球、筋力トレーニング、さらにはヨガや卓球まで──

さまざまなスポーツにおいて、肘には繰り返しの負荷がかかりやすく、痛みの原因となることがあります。

スポーツによる肘痛は、

  • 外側上顆炎(いわゆるテニス肘)
  • 内側上顆炎(ゴルフ肘)
  • 滑液包炎
  • 関節周囲炎
など、実に多様な形で私たちを悩ませます。

本項では、肘への負担が大きくなりやすいスポーツの特徴とともに、肘痛を予防・軽減するためのポイントについて、わかりやすくご紹介していきます。

■なぜスポーツで肘が痛くなるのか?

肘関節は、「肩から手へ力を伝達する中継ポイント」として、非常に重要な役割を担っています。そのため、肩や手の使い方が不適切だったり・・・例えば野球で言えばフォームに乱れがあったり、ゴルフであれば無理な体勢でのショットをするなど、その負荷が肘に集中しやすくなるのです。

繰り返しの動作や誤った身体の使い方が続くことで、肘周辺の筋肉や腱、関節に過度なストレスがかかり、痛みや炎症を引き起こす原因となります。

■肘痛を起こしやすいスポーツ動作の例

スポーツ 肘に負担がかかりやすい動作例
テニス バックハンドストローク、サーブ動作
ゴルフ ダフリ(地面を叩く動作)、リストの使い過ぎ
野球 投球時のリリース、バットの振り抜き
筋トレ 高重量バーベルでのアームカール、ベンチプレス
卓球・バドミントン スマッシュやカットの連続動作による手首の酷使

■ゼニタ式・肘痛対策スポーツアドバイス

肘の痛みを抱えながらもスポーツを続けたい方へ──
ゼニタが推奨する「肘痛対策4つのポイント」をご紹介します。

1. スポーツ前後のウォーミングアップとクールダウン

  • 前腕〜肘周辺の筋肉を事前にしっかり温め、ストレッチを徹底しましょう。
  • スポーツ後はアイシングや軽めのストレッチを行い、炎症や過緊張を予防することが大切です。

ゼニタでは、チューブエクササイズでの前腕伸展筋群トレーニングをお勧めします。ゼニタのリハビリスタッフが使い方をご案内します。お気軽にお問い合わせください。

2. 正しいフォームの再確認と道具の見直し

  • 自己流のフォームはNG。必ずスポーツトレーナーや理学療法士の指導を受けましょう。
  • テニスやゴルフでは、ラケットやクラブのグリップサイズを再確認。体格に合った道具を。
  • バーベルやダンベルの過剰な重量設定はフォームの乱れを招き、肘を痛める要因になります。

3. 痛みがあるときは「無理せず休む勇気」を

  • 軽い痛みでも油断は禁物。「少しの休憩」と「適切な処置」が、予後を大きく左右します。
  • 「気合いで乗り切る」は慢性障害への近道。早期のケアが回復のカギです。
  • バーベルやダンベルの過剰な重量設定はフォームの乱れを招き、肘を痛める要因になります。

ゼニタでは、超音波画像診断による評価をはじめ、鍼灸治療・物理療法・テーピング指導などを組み合わせ、競技復帰までをしっかりサポートしています。

現役プロスポーツ選手の方のリハビリも日常的に行っております。お悩み事がありましたら、是非ともご相談ください。

4. サポーター・リハビリ機器の積極的活用

  • テニス肘用バンド(外側上顆圧迫型)などのサポーターは、正しい使い方を習得。
  • 肘専用EMS機器や超音波治療器など、家庭でのケア機器の活用も有効な選択肢に。

ゼニタの医療機器販売部門では、スポーツ障害向けセルフケア機器の提案・販売も行っています。お気軽にご相談ください。

■「痛みで競技をあきらめない」という選択肢を

スポーツは、私たちの心と身体に活力を与えてくれる大切な存在です。だからこそ、痛みを抱えながらでも競技を続けるための工夫と、専門的な支援が不可欠です。

株式会社ゼニタでは、整形外科的な評価に加え、リハビリテーション・鍼灸・医療機器・福祉用具といった多職種の専門スタッフが連携し、あなたの“スポーツライフ”をトータルにサポートします。

■スポーツ障害・肘痛のご相談はお気軽に

ご相談窓口:https://chiryo.zenita.jp/contact/

銭田治療院 千種駅前のプロセラピストスタッフが、親切かつ丁寧に対応いたします。いつでもお気軽にご相談ください。

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