皆様、こんにちは。株式会社ゼニタ・銭田治療院千種駅前院長で鍼灸師&理学療法士の銭田良博(ぜにたよしひろ)です。
いよいよ「肘痛に対する生活指導シリーズ」も第3弾を迎えました。今回は、スポーツ活動における肘の痛みに焦点を当てていきます。
テニス、ゴルフ、野球、筋力トレーニング、さらにはヨガや卓球まで──
さまざまなスポーツにおいて、肘には繰り返しの負荷がかかりやすく、痛みの原因となることがあります。
スポーツによる肘痛は、
- 外側上顆炎(いわゆるテニス肘)
- 内側上顆炎(ゴルフ肘)
- 滑液包炎
- 関節周囲炎
本項では、肘への負担が大きくなりやすいスポーツの特徴とともに、肘痛を予防・軽減するためのポイントについて、わかりやすくご紹介していきます。
■なぜスポーツで肘が痛くなるのか?
肘関節は、「肩から手へ力を伝達する中継ポイント」として、非常に重要な役割を担っています。そのため、肩や手の使い方が不適切だったり・・・例えば野球で言えばフォームに乱れがあったり、ゴルフであれば無理な体勢でのショットをするなど、その負荷が肘に集中しやすくなるのです。
繰り返しの動作や誤った身体の使い方が続くことで、肘周辺の筋肉や腱、関節に過度なストレスがかかり、痛みや炎症を引き起こす原因となります。
■肘痛を起こしやすいスポーツ動作の例
スポーツ | 肘に負担がかかりやすい動作例 |
---|---|
テニス | バックハンドストローク、サーブ動作 |
ゴルフ | ダフリ(地面を叩く動作)、リストの使い過ぎ |
野球 | 投球時のリリース、バットの振り抜き |
筋トレ | 高重量バーベルでのアームカール、ベンチプレス |
卓球・バドミントン | スマッシュやカットの連続動作による手首の酷使 |
■ゼニタ式・肘痛対策スポーツアドバイス
肘の痛みを抱えながらもスポーツを続けたい方へ──
ゼニタが推奨する「肘痛対策4つのポイント」をご紹介します。
1. スポーツ前後のウォーミングアップとクールダウン
- 前腕〜肘周辺の筋肉を事前にしっかり温め、ストレッチを徹底しましょう。
- スポーツ後はアイシングや軽めのストレッチを行い、炎症や過緊張を予防することが大切です。
ゼニタでは、チューブエクササイズでの前腕伸展筋群トレーニングをお勧めします。ゼニタのリハビリスタッフが使い方をご案内します。お気軽にお問い合わせください。
2. 正しいフォームの再確認と道具の見直し
- 自己流のフォームはNG。必ずスポーツトレーナーや理学療法士の指導を受けましょう。
- テニスやゴルフでは、ラケットやクラブのグリップサイズを再確認。体格に合った道具を。
- バーベルやダンベルの過剰な重量設定はフォームの乱れを招き、肘を痛める要因になります。
3. 痛みがあるときは「無理せず休む勇気」を
- 軽い痛みでも油断は禁物。「少しの休憩」と「適切な処置」が、予後を大きく左右します。
- 「気合いで乗り切る」は慢性障害への近道。早期のケアが回復のカギです。
- バーベルやダンベルの過剰な重量設定はフォームの乱れを招き、肘を痛める要因になります。
ゼニタでは、超音波画像診断による評価をはじめ、鍼灸治療・物理療法・テーピング指導などを組み合わせ、競技復帰までをしっかりサポートしています。
現役プロスポーツ選手の方のリハビリも日常的に行っております。お悩み事がありましたら、是非ともご相談ください。
4. サポーター・リハビリ機器の積極的活用
- テニス肘用バンド(外側上顆圧迫型)などのサポーターは、正しい使い方を習得。
- 肘専用EMS機器や超音波治療器など、家庭でのケア機器の活用も有効な選択肢に。
ゼニタの医療機器販売部門では、スポーツ障害向けセルフケア機器の提案・販売も行っています。お気軽にご相談ください。
■「痛みで競技をあきらめない」という選択肢を
スポーツは、私たちの心と身体に活力を与えてくれる大切な存在です。だからこそ、痛みを抱えながらでも競技を続けるための工夫と、専門的な支援が不可欠です。
株式会社ゼニタでは、整形外科的な評価に加え、リハビリテーション・鍼灸・医療機器・福祉用具といった多職種の専門スタッフが連携し、あなたの“スポーツライフ”をトータルにサポートします。
■スポーツ障害・肘痛のご相談はお気軽に
ご相談窓口:https://chiryo.zenita.jp/contact/
銭田治療院 千種駅前のプロセラピストスタッフが、親切かつ丁寧に対応いたします。いつでもお気軽にご相談ください。